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飽きっぽい
「飽きっぽい〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
飽きっぽいの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「男女同権」より 著者:太宰治
た。これが犬の子を持って来て、すぐに飽《あ》いたのでしょう、捨てたらしい、これは
飽きっぽい子ですから、とそう言うのです。私はあっけにとられて母の顔を見直しました....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
、親玉も、あの女っ子に限って、長続きがしようというもんじゃのう」 「左様さ、あの
飽きっぽい赤鍋の親玉が、嘉助が娘のお蘭にかかっちゃ、からたあいねえんだから、異《....
「次郎物語」より 著者:下村湖人
と、すぐ、棚からめいめいに好きなものを引きずり出して遊びはじめた。 竜一は少し
飽きっぽい性質で、一つの遊びをそう永く続けようとはしない。次郎もこの部屋でだけは....
「一利己主義者と友人との対話」より 著者:石川啄木
笑しくなくったって些たあ笑わなくちゃ可かん。はは。(間)しかし何だね。君は自分で
飽きっぽい男だと言ってるが、案外そうでもないようだね。 A 何故。 B 相不変歌....
「銅銭会事変」より 著者:国枝史郎
んさえ諾といったらそれこそ二人で可愛がって、堪能させるのは受け合いだ。が二人とも
飽きっぽいんで、さんざっぱら可愛がったそのあげくには、千住か、品川か、新宿で、稼....