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「首位〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

首位の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
三つの宝」より 著者:芥川竜之介
しの幸福を奪うものだ。さあ尋常に勝負をしよう。わたしの剣は鉄でも切れる。あなたの首位は何でもない。(剣を抜く) 王女 (立ち上るが早いか、王子をかばう)鉄でも切....
渋江抽斎」より 著者:森鴎外
た。文政元年|生であるから、当時四十三歳になって、食禄二百石八人扶持、近習医者の首位におった。昌庵はこういった。「優善さんは一時の心得|違から貶黜を受けた。しか....
平塚さんと私の論争」より 著者:与謝野晶子
人の尊厳と可能性とに及ばれなかったのでしょうか。平塚さんの見識がもし個人の改造を首位に置かれたなら、女子を警醒して経済的に独立の精神を訓練させることが私たち各自....
さしえ」より 著者:宮本百合子
のだった。このごろ出版協会の文化委員会に出る婦人雑誌のリストの中で『働く婦人』が首位を占める数種の中にちゃんと自分の歴史的な位置をしめしているのを、わたしはいつ....
名人地獄」より 著者:国枝史郎
松町の辻であった。 そこに宏壮な邸があった。 二千四百石のお旗本、お船手頭の首位を占める、向井将監の邸であったが、つと平八は玄関へかかり、一封の書面を差し出....
可能性の文学」より 著者:織田作之助
歳の坂田は十六年振りに対局をした。当時木村と花田は関根名人引退後の名人位獲得戦の首位と二位を占めていたから、この二人が坂田に負けると、名人位の鼎の軽重が問われる....
回想録」より 著者:高村光太郎
つもりならば、それはそれで味いの違うものが出来ると思っている。私の作ったものには首位の程度で、大きいものはない。これから大きいものを始めようという時に、材料など....
運命のSOS」より 著者:牧逸馬
上げられた。 このタイタニック号事件は、※話と教訓に富む点に於て、近世海難史の首位を占めると言われている。タイタニックの遭難に教えられて、海上の無線電信は機械....