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首都
「首都〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
首都の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「軍用鮫」より 著者:海野十三
雲南などへ迎えられては、わしは迷惑この上なしだ」 「いや博士、猛印こそわが中国の
首都でありますぞ」 「わしを愚弄してはいかん。中国の
首都がインドとわずか山一つを....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
た。 昭和十×年五月一日、日米の国交は断絶した。 両国の大使館員は、駐在国の
首都を退京した。 同時に、厳かな宣戦の詔勅が下った。 東京市民は、血走った眼....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
最悪の事態は遂に来たのである。これも運命であろう。二千六百年つづいた大日本帝国の
首都東京が、敵を四囲より迎えて、いかに勇戦して果てるか、それを少なくとも途中迄、....
「灰燼十万巻」より 著者:内田魯庵
将たイプセンやニーチェやトルストイの思想が学者間の談柄にのみ限られてる今日、欧米
首都の外は地理的名称さえ猶だ碌々知られていない今日、自然主義を誨淫文学と見做し社....
「暗号音盤事件」より 著者:海野十三
れというのは、例の有名な勇猛密偵の白木豹二のことだ。 リスボンは、ポルトガルの
首都だ。そのころリスボンは、欧州に於ける唯一つの国際都市の観があった。この国は英....
「英本土上陸作戦の前夜」より 著者:海野十三
に、その先の記事を拾っていくと、終りの方に、彼を愕かせるに足る記事があった。 “
首都|重慶は、昨夜、また日本空軍のため、猛爆をうけた。損害は重大である。火災は、....
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
とびかかる航空戦隊、さらに成層圏を征服して、数時間で太平洋、大西洋を横ぎり、敵の
首都に達し、大爆撃を行うことになるはずの、明日の航空戦隊――それをもっともっと強....
「太平洋魔城」より 著者:海野十三
があるか。わが海底要塞の戦闘準備は、まだ、完全とはいえないが、敵の防備を破壊し、
首都東京をおとし入れるだけの自信は十分あるよ。四百隻からなるわが恐竜型潜水艦は、....
「大空魔艦」より 著者:海野十三
、この空魔艦を相手国には知られぬように、成層圏といわれる高い空にとばして、各国の
首都をひとおもいに大爆撃しようと考えていたことがわかったが、その空魔艦こそ、じつ....
「八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
皇の御造立となっている。安房は国史にはかなり古いが、徳川氏が江戸を開く以前は中央
首都から遠い辺陲の半島であったから極めて歴史に乏しく、したがって漁業地としてのほ....
「余齢初旅」より 著者:上村松園
の朝八時急行で南京へ出発したが、その日の午後三時頃着いた。南京の城内へはいって、
首都飯店におちついた。それから着物を着換えて、汪精衛閣下におめにかかることになっ....
「中支遊記」より 著者:上村松園
の顔形を胸に描き合掌する気持で秋の日射しの中を歩いて帰った。 支那の娘
首都飯店にあった宴会で私は上品で可愛い給仕娘に眼をとめた。私は滞在中その娘を借り....
「西航日録」より 著者:井上円了
のずから青あおとしげり、水もまたおのずから清らかに、灯台のそびえたつところが葡の
首都である。星移り物かわる歳月に人々はいずくにか去り、いまや往年の航海の名声も失....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
かわらず春のようである。日々新しく月ごとに盛んに文化の繁栄をなし、天下のいかなる
首都も肩を並べることはできない。) 別に五絶一首および和歌一首あり。 車塵遮烟....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
ら、それまでの数十年はバラックの生活をし戦争終結後、世界の人々の献金により世界の
首都を再建すべきだ」といったようなことを言って、あきれられたことも覚えている。 ....