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香草
「香草〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
香草の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
頭髪、色を変えるに致しましても、いささか薬剤が違います。……鳶尾根末、亜鉛華、麝
香草、羊脂、魚膠、雷丸油、疱瘡で死んだ嬰児の脳漿、それを練り合わせた塗抹剤……お....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
とう おいらが持つのは一人の神様 一人の王様 たった一文《いちもん》に靴片方 麝
香草《じゃこうそう》に露の玉 朝っぱらから飲んだくれ 二羽の雀は満腹ぷう ばっし....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
おでい》の流れ、それらは何であるか? 花咲く牧場であり、緑の草であり、百里香や麝
香草《じゃこうそう》や鼠尾草《たむらそう》であり、小鳥であり、家畜であり、夕方満....
「岩魚」より 著者:佐藤垢石
になっている。 草津温泉を出発して一里半、真っ白に聳える白根火山を行く手に見る
香草温泉あたりに雪割草が咲いていた。雪解け頃というけれど、
香草温泉からの登りは、....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
。これはその花香にちなんでこの※の字を用いたものである。ではその※とは何か。※は
香草の一種であるから字書にカオリグサと訓ませてはあるが、しかしカオリグサの草名は....