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「馬体〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

馬体の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
これに似寄った光景はたしか古代のオルフェウスの叙事詩中に出ている。そこには、人面馬体をそなえてオリンポスの山を乗り越えた、不死身《ふじみ》の壮大なる恐るべきタイ....
三国志」より 著者:吉川英治
嚢の金銀珠玉とを彼に託した。 赤兎は稀代の名馬で、一日よく千里を走るといわれ、馬体は真っ赤で、風をついて奔馳する時は、その鬣が炎の流るるように見え、将軍の赤兎....
三国志」より 著者:吉川英治
を見せるな」と、豪語を放った。 両雄は、人まぜもせず、五十余合まで戦った。馬は馬体を濡れ紙のように汗でしとどにしても、ふたりは戦い疲れた風もなかった。 「――....
三国志」より 著者:吉川英治
す!」 と、歓喜の声をあげながら、背に負う長剣を引き抜くやいな、張※の肩先から馬体まで、一刀に斬り下げて、すさまじい血をかぶった。 後に、語り草として、世の....
私本太平記」より 著者:吉川英治
供へどなった。 「あとから来い」 癇しゃくをおこしたらしい。馬腹を蹴ッた。馬は馬体を斜めにしつつ逸散に大和大路のかどを東へ曲がって行った。 三十三間堂を横に....