馬入川[語句情報] » 馬入川

「馬入川〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

馬入川の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
日本天変地異記」より 著者:田中貢太郎
するのである。 今回の地震には、房総半島の南部から三浦半島、湘南沿岸、鎌倉から馬入川の間、伊豆の東部などは、土地が二尺乃至三四尺も隆起したということであるが、....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
川で、それがここいらへ来ては相模川になります、これからずっと下《しも》へさがると馬入川《ばにゅうがわ》で、東海道は平塚のこっちの方へ流れ出すのがそれでございます....
大鵬のゆくえ」より 著者:国枝史郎
。 するとやはり貧乏神も、ゆっくりノロノロと歩くのであった。 こうして一行は馬入川も越し点燈頃に小田原へはいった。 越前屋という立派な旅籠屋。そこが一行の....
水の遍路」より 著者:佐藤垢石
与瀬から下流厚木付近まで、東京の鮎釣りの人で知らぬ人はあるまい。さらにその下流の馬入川では、淡水魚と海魚が混じって釣れる。酒匂川は、私の友釣りを生んだ場所である....
食道楽」より 著者:村井弦斎
売っている鮎の鮓《すし》が評判なのもそのためです。しかし酒匂の鮎が足りなくなると馬入川《ばにゅうがわ》や狩野川《かのがわ》の鮎を使う事がありますから随分雑種の鮓....
こども風土記」より 著者:柳田国男
蓆を敷き、火を焚いて飲み食いを中心にした少女の集まりがあるが、もとは東京の近くの馬入川筋の村にもあった。ままごとの地方色はいろいろある中に、若狭の常神村などでカ....
年中行事覚書」より 著者:柳田国男
また伊豆の大島を始めとし、これを一つ目小僧様と様付けにして呼んでいる地方も多い。馬入川すなわち相模川の水域は、ことに本場であるように以前から伝えられているので、....