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馬耕
「馬耕〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
馬耕の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「カインの末裔」より 著者:有島武郎
は前の小作から十五円で買ってあるのだから来年中に償還すべき事、作跡《さくあと》は
馬耕《うまおこし》して置くべき事、亜麻は貸付地積の五分の一以上作ってはならぬ事、....
「石狩川」より 著者:本庄陸男
《もっと》も――と、次々に感心しているばかりであった。
駒場《こまば》の原では
馬耕の様子を見せた。青山の南北町をひらいて養植園を設けた。外国種の家畜や作物果樹....
「新しき大地」より 著者:宮本百合子
に耕作が益々機械化されてゆかなければならないことである。日本型トラクターの能率は
馬耕の二倍、人耕の十二倍で、しかも反当りの費用は人耕の四円五十三銭に比べて僅か一....
「私たちの建設」より 著者:宮本百合子
婦人の肩にかかったということは、説明する必要もない。女子青年が先に立って、婦人の
馬耕競技会、草刈競技会、その他農業労働の重い部分を、どんなに女が成し遂げて行くか....
「荒蕪地」より 著者:犬田卯
出来やしない、書き入れ時だというのに。そればかりでなく、戦時下の増産計画で、共同
馬耕をつい先日協議したが、それも……村では、牡馬はよほどのよぼよぼでない限り、と....
「押しかけ女房」より 著者:伊藤永之介
た。馬は間違いなく、佐太郎の家のもう十歳以上になつたはずの前二白の栗毛であつた。
馬耕から代掻えと四十日にわたる作業で疲れた馬は、ダラ/\と首を垂れた恰好で、作場....
「木綿以前の事」より 著者:柳田国男
ぎは由緒ある労働だけれども、潜水夫という方が追々と多くなった。農業の方でいうと、
馬耕牛耕の始まる以前から、代掻き用に大きなマグハが用いられだすと、これをあやつる....