駅路の鈴[語句情報] » 駅路の鈴

「駅路の鈴〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

駅路の鈴の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
湯女の魂」より 著者:泉鏡花
二 渋茶を喫しながら、四辺を見る。街道の景色、また格別でございまして、今は駅路の鈴の音こそ聞えませぬが、馬、車、処の人々、本願寺|詣の行者の類、これに豆腐....
日和下駄」より 著者:永井荷風
と、何ともなく遠い行先の急がれるような心持がして、電車自転車のベルの音《ね》をば駅路の鈴に見立てたくなるのも満更《まんざら》無理ではあるまい。 東京における夕....