» 騒き

「騒き〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

騒きの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
足迹」より 著者:徳田秋声
昼間も酒の気を絶やさず、夜はまたふらふらとそこらをほつき廻り、友達と一緒に宿場を騒き歩いた。 お庄は時々お袋からいいつかって、心の荒びたような男の機嫌をも取ら....
沙漠の古都」より 著者:国枝史郎
猿を連れてその川の方へ猟に行った。間もなく川の岸へ出た。その岸を私と友人達とは喧騒きながら歩いて行った。すると私の目の前にいた一匹の元気のよい青年の山羊が、水を....
鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
悪とも思わずに、なんでもやってのけようとする先天的なほうであった。 どっちも物騒きわまる人物だが、周馬を、江戸という都会型の悪党とみるならば、孫兵衛は、元|阿....
三国志」より 著者:吉川英治
ろう」 これを名目として、呉は、数万の兵を以て、蜀国境の巴丘へ出て来た。この物騒きわまる救援軍に対して、蜀も直ちに、兵を派して、 「ご親切は有難いが、まず大し....
私本太平記」より 著者:吉川英治
揚げようという二の足掛けていたものであったらしい。 この一話は、じつに当時の物騒きわまる九州武族の腹の底をよく打ち割ってみせてもいるし、また彼らが、尊氏の九州....