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骨付
「骨付〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
骨付の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「赤い貨車」より 著者:宮本百合子
っくりしてうしろを向いた。 「さ、これ」 アンナ・リヴォーヴナは犢《こうし》の
骨付肉を新聞でつまんでナースチャの籠へ入れた。 「駄目だよ。さらわれちゃ」 女....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
あ、もうそんなことは言いっこなし、私は肉屋が大きらい。身震いが出るよ。この節じゃ
骨付きしかくれやしない。」
その時屑拾いの女が口を出した。
「皆さん、商売の方....
「蜻蛉返り」より 著者:佐藤垢石
を、翌日風干しに干して、焼いて食べると、甚だいける。まず、鰡を腹の方から開いて、
骨付きのまま塩水に漬け、翌朝塩水からあげて一旦真水で洗い、これを干すと美しい艶に....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
いるからスープの味は非常に佳《よ》くって滋養分も多い。僕のはそれを折衷して牛肉の
骨付という一番|廉《やす》い処を買って大きな鍋へ入れて火鉢《ひばち》の上へかけて....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
付け前の肉を入れて弱火にて二十分間煮るなり。 ○犢のロースはサーラエンという肉の
骨付き弐斤ほどへ塩胡椒を振掛けテンパンへ入れその周囲へ玉葱一個人参二本を細かく切....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
んなに色々区別がありますかね。腿《もも》からお腹《なか》へ来まして骨なしフランク
骨付フランクという所がありますね。これはどういう所です」お登和嬢「これはモー悪い....
「夏日小味」より 著者:北大路魯山人
中落ちである。この中落ちも大概は打ち捨てることが多いようだが、これを捨てないで、
骨付きの残肉を、はまぐり貝かなにかでこそぎ取る。こそぎ取った肉が三とすれば味噌七....