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骨相
「骨相〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
骨相の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「モルグ街の殺人事件」より 著者:佐々木直次郎
るからである。この工夫力が普通あらわれるのは、構成力とか結合力によってであって、
骨相学者たちはこの力を本源的能力と想像して別の器官をこれに割当てている(これは誤....
「旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
。はじめより余と知っての馳走か!」 「御意!」 「のう……」 「おそれながら、御
骨相におのずとそなわる天下の御威光、夜目にもさえざえと拝しました上、御近習衆のお....
「田端日記」より 著者:芥川竜之介
眼がさめると、階下に大野さんが来ている。起きて顔を洗って、大野さんの所へ行って、
骨相学の話を少しした。
骨相学の起源は動物学の起源と関係があると云うような事を聞い....
「連環記」より 著者:幸田露伴
人間だったから後へ退って了ったのであった。ここを坊さんの虎関は、|会失相、散相、
骨相、土相をいうので、何も如何に喪を緩うしたとて、九相を観ずるまで長く葬らずに居....
「安吾巷談」より 著者:坂口安吾
るようになると、白眼学舎からフランスの占術の本をかりて、よんだ。占術の研究、特に
骨相、手相などの研究が、西欧ではフランスが本場なのだそうだ。 しかし、要するに....
「安吾人生案内」より 著者:坂口安吾
を見る代用としては依頼者の身分と用件と依頼ぶりから想像せざるを得ない。 人相、
骨相からだけの純粋な判断に先立って一応職業、身分、現在の社会的地位というようなも....
「美の日本的源泉」より 著者:高村光太郎
その様式踏襲の間にまがう方もなく日本的特質として現れて来る第一のものがまず仏像の
骨相であった。白鳳|天平に至るまでのその推移のあとをたずねると面白いが此は問題が....
「墓地の殺人」より 著者:小酒井不木
。 この石川五郎という男が、定型的な犯罪者|型を備えているに反して、大村さんは
骨相学上から言えば、どうしても善人としか考えられない顔をしているよ。もっともこれ....
「妖怪学」より 著者:井上円了
定する方法を述ぶれば、易占、五行、干支、天源、淘宮、八門遁甲、九星、方位、人相、
骨相、家相、墨色、御鬮の類、枚挙するにいとまあらず。これみな、未来の吉凶禍福を予....
「妖怪学一斑」より 著者:井上円了
ある。その他、人相見のごときも、またよく人の未来を知るものである。また、あるいは
骨相学と称して、人の骨格を相してその運命いかんを知る方があり、あるいはまた、おみ....
「役者の顔」より 著者:木村荘八
生きた、舞台一杯のものでした。 「顔」も無論平素のその人の生活から陶冶されてその
骨相の出て来るものと思います。これも柏筵の言葉に「役者は人間の見せものなれば成る....
「迷信解」より 著者:井上円了
外貌につきて、その人の運不運、吉凶を占定する法がある。これを細別すれば、面相術、
骨相術、手相術、爪相術等となる。これもとより信ずべからずといえども、古語に「思い....
「二葉亭余談」より 著者:内田魯庵
※が何処か似通っている。山本権兵衛と見立てたのは必ずしも不適評ではない。 が、
骨相学や人相術が真理なら、風※の似通っている二人は性格の上にもドコかに共通点があ....
「「日本民族」とは何ぞや」より 著者:喜田貞吉
く、到底これを区別することが出来ない状態にある。たとい人類学者の調査が、地方的に
骨相体質の特徴あることを云為するとも、そはただ複合民族構成の要素において、多少の....
「凍るアラベスク」より 著者:妹尾アキ夫
らいは、どうにかこうにか読めるようになったのです。私は東洋の易や人相学や、西洋の
骨相学や手相学も一通りは研究してみましたが、それらからは何の得るところもありませ....