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高射砲
「高射砲〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
高射砲の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
算定器とが、がっしりした三脚の上に支えられ、それからやや距ったところには、巨大な
高射砲が金網を被り、夕暗が次第に濃くなってくる帝都の空の一角を睨んでいた。 「少....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
ためと思われた。 一万メートルあたりを飛来、味方戦闘機が出動したが間に合わず、
高射砲もさっぱり当たらなかった。敵機は悠々と退散した。白い飛行雲をうしろに引きな....
「超人間X号」より 著者:海野十三
き性能を持った航空船であった。 X号はこれによって、世界中をふつうの飛行機や、
高射砲のとどかない高空から、原子爆弾で爆撃しようと計画し、すでに今日、その試験飛....
「二、〇〇〇年戦争」より 著者:海野十三
、ようやく、吾れにかえって、警報釦を圧し、そして口ごもりながら電話で報告をした。
高射砲が、砲撃をはじめたのは、それからわずか三分のちのことだったが敵機は、それま....
「独本土上陸作戦」より 著者:海野十三
った。 金博士は、上陸に際し、右足の踵に微傷を負ったが、それは折柄丁度、英軍の
高射砲が襲来独機を射撃中であって、その
高射砲弾の破片が、この碩学泰斗の右足に当り....
「英本土上陸作戦の前夜」より 著者:海野十三
に焦げ、地獄のような形相を呈していたが、その他の町では、土嚢の山と防空壕の建札と
高射砲陣地がものものしいだけで、あとは閉った店がすこし目立つぐらいで、街はやっぱ....
「火星兵団」より 著者:海野十三
しい火光がつづけざまに走ったと思ったら、どどどどん、どどどんと大きな音を立てて、
高射砲弾が宇宙艇のまわりに炸裂した。
「あっ、しまった!」
と、火星兵たちはび....
「怪塔王」より 著者:海野十三
と、小浜兵曹長はたずねました。 「それは、つまりガソリンがきれるとかですね、敵の
高射砲が盛に弾幕をつくっているとかですね、それからまた自分が死ぬなんてこと――そ....
「人造人間エフ氏」より 著者:海野十三
ためて、ものすごい爆発がおこった。天地はいまにもくずれそうに、ふるえるのだった。
高射砲は、すっかりだまりこんでしまった。 硝煙は海面をおおって、あたりをだんだ....
「地底戦車の怪人」より 著者:海野十三
ところが、いったん、通りすぎた日本機は、すぐまた、引きかえしてきた。 「おい、
高射砲はどうした」 「
高射砲なんか、あるものか」 「じゃあ、高射機関銃もないのか....
「空襲下の日本」より 著者:海野十三
東京は必ず空襲されるに決っているトサ」 「いやーネ。それじゃ、陸海軍の航空隊も、
高射砲も、なんにもならないんですの」 「なることはなるけれど、陸戦や海戦と違って....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
ーん、だだん、だだだーん。 突如として鼓膜をつんざくような烈しい砲声が起った。
高射砲が飛行機めがけて火蓋を切ったのだ。 だだだん、がんがんがん。 あっちか....
「空襲警報」より 著者:海野十三
ざと彼をおどかすためにいっているように思えてしようがなかった。 ――義兄さんは
高射砲隊長だから、きっとS国が空襲してくる夢ばかりみているのだろう。―― と、....
「成層圏飛行と私のメモ」より 著者:海野十三
殊に雨夜の空襲をかけると、敵の防空隊の照空灯も届かず、聴音機も間に合わず、従って
高射砲で狙い撃つ方法もなく、大いに戦果をあげることが出来ようと思う。が、これも例の素人考えである。....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
られつつあるではないか。消防につけても更に画期的進歩が必要である。 またどうも
高射砲等の防空兵器が不充分ではないか。これには
高射砲等の製作の会社を造り急速に生....