高島秋帆[語句情報] »
高島秋帆
「高島秋帆〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
高島秋帆の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
。六十九歳でした。下曾根さんは旧幕名家の出、伊豆|韮山の江川太郎左衛門と相並んで
高島秋帆門下の砲術の名人であった下曾根金之丞は父でした。砲術家の三男に生れた下曾....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
国へでも流れついたようで、トンと甲州にいる気はしない。もし日本の者ならば、長崎の
高島秋帆《たかしましゅうはん》先生か、信州の佐久間象山《さくましょうざん》先生あ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
あったけれどこれを略す。)宴会の時分に、誰の口からともなく、この正月に亡くなった
高島秋帆の噂が出ました。そうすると席の半ばにいた道庵先生が、しゃしゃり出てこんな....
「赤格子九郎右衛門」より 著者:国枝史郎
一 江川太郎左衛門、名は英竜、号は坦庵、字は九淵世々韮山の代官であって、
高島秋帆の門に入り火術の蘊奥を極わめた英傑、和漢洋の学に秀で、多くの門弟を取り立....
「脚」より 著者:吉川英治
ら、象山先生の馬面が、癪で、石を抛った事もあるが、上方へ参って、分ったな。今度、
高島秋帆先生の砲式を入れるために帰国されたのじゃ」 「あんな、大砲など、莫大な金....