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「高度計〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

高度計の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
怪夢」より 著者:夢野久作
とかたもなく消え失せて行った。そうして、あとには二千五百|米突《メートル》を示す高度計と、不思議なほど静かなプロペラの唸《うな》りと、何ともいえず好調子なスパー....
夢鬼」より 著者:蘭郁二郎
づかなかった――。黒吉と葉子の、空の新婚旅行がはじまったのだ。 傍に設えられた高度計の目盛は、グングン廻って行った。遙かなる地球は、蹌踉として足下に、のたうっ....
超人間X号」より 著者:海野十三
ちもしないんだよ。これから少し研究所の方へひっかえして、爆撃にうつるとしようか」高度計の針はその時、二万五千メートルを示していた。しかし内部は完全に暖房されてい....
氷河期の怪人」より 著者:海野十三
そうだ。大吹雪がやってくるぞ。おお、機はいよいよ高度をあげだしたぞ」 そばに、高度計がかかっていたが、その指針は、生きもののように、ぐるぐるうごきだした。さっ....
宇宙の迷子」より 著者:海野十三
りはあかるく円屋根の左の窓からさしこんでいる。 高度は、今しがた七千メートルを高度計のめもりがしめした。 下界は、はばのひろい濃いみどり色のもうせんをしいた....
宇宙戦隊」より 著者:海野十三
等ニマッタク異状ナキニモカカワラズ、速度計ハ零ヲ指シ、舵器マタキカズ、ソレニ続キ高度計ノ指針ハ急ニ自然ニ下リテ、ホトンド零ニ戻ル。気温ハ上昇シツツアリ、タダイマ....
空中漂流一週間」より 著者:海野十三
た。 「ふん、なんだか動きもしなくなったようではないか」 六条が相槌をうった。高度計を見ると、実に八千メートルの高空だ。いくら夏でも、これは寒いはずだ。 気....
浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
機一号を操縦して暗の中を東へ東へとびつつあった。たよりになるのは、夜光の羅針儀と高度計と距離計とだけである。東へすすめば、本艦がひそかに待ちうけている海面へ出ら....
空飛ぶ悪魔」より 著者:酒井嘉七
あったようですね。見て来ましょう」 自分は注意深く、旋回しながら、機を下げた。高度計は二百米突、百五十米突、と下って行った。と、下は水だ。 海、ではない。 ....