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高教
「高教〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
高教の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「さまよえる猶太人」より 著者:芥川竜之介
《こもんじょ》の中に発見した人があれば、自分は切《せつ》に、その人が自分のために
高教を吝《おし》まない事を希望する。また自分としても、如上の記述に関する引用書目....
「映画と癩の問題」より 著者:伊丹万作
したがってはっきりした結論を持たない。私が思考を誤っているところがあるなら識者の
高教を得てさらに是正したい。 (『映画評論』一九四一年五月号)....
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
、この語の新案らしく聞える文字を改め、この誤謬を正すことを得たのは、全く同博士の
高教に負うのである。勿論ドイツ語の、“Mutterrecht”“Tochterr....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
しくも魚らしくもあって定かならぬ。上述北国の水蛇は評判だけでも現存するや。諸君の
高教を冀《こいねが》う。柳田君の『山島民譚集』に、河童の類語を夥しく蒐《あつ》め....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
らず、牛驢の陰具を明の宮中で賞翫《しょうがん》した話ついでに録して、西洋通諸君の
高教を俟《ま》つ。 『周礼』に庖人《ほうじん》六畜を掌り、馬その第一に位し、それ....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
なかろうと土宜師へ答え置いたが、どうも自分ながら胡麻《ごま》の匂いがする。識者の
高教を仰ぐ。 右に引いた『韓詩外伝』の文で分る通り、鶏の五徳は雄鶏に限った事で....
「島木赤彦氏」より 著者:芥川竜之介
便をした。念の為に断って置くが、この発頭人は僕ではない。僕は唯先輩たる斎藤さんの
高教に従ったのである。 発行所の下の座敷には島木さん、平福さん、藤沢さん、高田....
「自警録」より 著者:新渡戸稲造
て、自分が一人前に足らぬ業《ぎょう》をすれば世間は斟酌《しんしゃく》せぬ。私は最
高教育を受けた者だといったからとて、一時の尊敬を受くるかは知らぬが、その人格にい....
「三国志」より 著者:吉川英治
はははは」 玄徳は終始、つつしんで聞いていたが、崔州平のことばが終ると、 「ご
高教、まことにかたじけない」と、ふかく謝して、 「――時に、今日は思いがけないお....
「三国志」より 著者:吉川英治
消え失せてしまった。 しかしその後も、月の夜、雨の夜、庵を叩いて、 「師の坊、
高教を垂れよ」 とたびたび人の声がするというので、玉泉山の郷人たちは相談して一....
「オスカー・ブロズキー事件」より 著者:妹尾アキ夫
食事の時に気のきいた冗談をとばす彼を、いつも見ているはずの、彼のうちの尊敬すべき
高教会派の家政婦は、彼を信じきっていたのである。 だが、このサイラスという男は....