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高金
「高金〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
高金の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「業平文治漂流奇談」より 著者:三遊亭円朝
しみ》を細末にして、これを蜂蜜《はちみつ》で練って付ける、これが宜しいが、真珠は
高金《こうきん》だから僕のような貧乏医者は買って上げる訳にいかん、それに就いて兼....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ルクというと目が無えんでございます、日本のシルクでなければ夜も日も明けぬ、いくら
高金を出しても日本のシルクを買いたい、という御執心なんでげすから、有難いもんじゃ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
られたがっている。
それに反して、日本の絹糸を売り込みさえすれば、毛唐は喜んで
高金を出して買って行く。それがために、どのくらい日本へ金が落ちるか知れない。
....
「粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)」より 著者:三遊亭円朝
居りましたとこゆえ、そんな物で宜しければ残らず差上げたく心得ます」 虚「イヤ/\
高金の物で有るからたゞ戴くわけはございません」 伊「代は申し上げることも出来ない....
「どら猫観察記」より 著者:柳田国男
たことだろうか、海上風波の場合に之を龍神に捧げると難破の厄を免かるべしと称して、
高金を払っても船頭が之を求めた。猫を犠牲に供した昔話の例は、他民族にも折々聞くこ....