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髪容
「髪容〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
髪容の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
いますか」と、おきぬは又|訊いた。 「はい、父が病気で臥せって居りますので……」
髪容もつくろわず、身なりも木綿物ずくめで、こういう繁華の場所へ出て来るのであるか....
「青年」より 著者:森鴎外
ている、あの安がどこかに美人の骨相を持っている。色艶は悪い。身綺麗にはしていても
髪容に搆わない。それなのにあの円顔の目と口とには、複製図で見た Monna Li....
「婦人と文学」より 著者:宮本百合子
べきもので無いとは云い得られないのは勿論である。女であっても、其得意とする衣裳や
髪容の細かい注意以外に或は男子の心理状態の解剖を為し得べき能力あるは、猶お男子に....
「錦染滝白糸」より 著者:泉鏡花
、撫子、通盆を持って斉しく入る。 その (取次ぐ)はい。 白糸 (じろりと、その
髪容を視む)村越さんのお住居はこちらで? その はい、どちらから。 白糸 不案内....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
お絹の挙動が解《げ》せない、他の人が騒ぐほどに騒がないお絹の心持がわかりません。
髪容《かみかたち》や着物のさんざんになって帰って来たところを見れば、かなりヒドイ....
「別れたる妻に送る手紙」より 著者:近松秋江
ば、「今に良くなるのだろう。」くらいには思わないこともなかった。 これはお宮の
髪容姿と、その厭味のない、知識らしい気高い「ライフ・オブ・リーゾン」や「アミイル....
「白花の朝顔」より 著者:泉鏡花
、大どよみの掛声に路之助|扮した処の京の芸妓が、襟裏のあかいがやや露呈なばかり、
髪容着つけ万端。無論友染の緋桜縮緬。思いなしか、顔のこしらえまで、――傍にならん....
「えぞおばけ列伝」より 著者:作者不詳
,あるいは地中とかにあり,そこから夜になると人間の世界へ出てくるのだ.そしてその
髪容はたいてい髪をさんばらに振り乱しているように述べられる.そのことを「編みかけ....