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「鬱憂〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

鬱憂の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
女大学評論」より 著者:福沢諭吉
るに婦人が婚姻の契約を等閑《なおざり》に附し去り、却て自から其権利を棄てゝ自から鬱憂の淵に沈み、習慣の苦界《くがい》に苦しむものと言う可し。啻《ただ》に自身の不....
新女大学」より 著者:福沢諭吉
評論、新女大学の新論は、字々皆日本婦人の為めにするものにして、之を百千年来の蟄状鬱憂に救い、彼等をして自尊自重以て社会の平等線に立たしめんとするの微意《びい》に....
鎖ペンを握って」より 著者:種田山頭火
い溜息を洩らすほどの若々しさもなく、また、暗い穴の底へ投《ほう》り込まれたような鬱憂もないが、矛盾した自己を、やや離れた態度で、冷かに観照しうるだけの皮肉がある....