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鬼一口
「鬼一口〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
鬼一口の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「伯爵の釵」より 著者:泉鏡花
た白いものの、壇の上にひれ伏した、あわれな状は、月を祭る供物に似て、非ず、旱魃の
鬼一口の犠牲である。 ヒイと声を揚げて弟子が二人、幕の内で、手放しにわっと泣い....
「山の人生」より 著者:柳田国男
色ともいうべきものがあったらしいのである。例えば在原業平の悠遊していたころには、
鬼一口に喰いてんけりといったが、大江山の酒顛童子に至っては、都に出でて多くの美女....