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鬼事
「鬼事〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
鬼事の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
る者また然《しか》す、虎多しといえども立《たちどこ》ろに尽すべしとは、虎を相手に
鬼事《おにごと》するようで余りに容易な言いようだが、とにかくその法をさえ用いれば....
「恐怖の口笛」より 著者:海野十三
逃げてしまったろう。いま何処に隠れているのだろう。覆面探偵青竜王は戦慄すべき吸血
鬼事件に対しいまや本格的に立ち向う気色をみせている。彼の行方はいずれこの事件に関....
「田舎教師」より 著者:田山花袋
れた。正午の休みに生徒らはみんな運動場に出て遊んだ。ぶらんこに乗るものもあれば、
鬼事をするものもある。女生徒は男生徒とはおのずから別に組をつくって、綾を取ったり....
「子供の時分の話」より 著者:小川未明
ました。ちょうど私と同じい七つ、八つばかりの子供が、毎日五、六|人も寄り集まって
鬼事をしたり、こまをまわしたりして遊んでいました。 ずっと以前から、この村に一....
「自分を鞭打つ感激より」より 著者:小川未明
、あまり大きくない一本の杉の木が立っていました。生徒等は、この木をば、目印にして
鬼事をしたり、そのまわりで、遊んでいました。いつしか木の根許の土は、堅く石のよう....
「こども風土記」より 著者:柳田国男
の種類を集めている。全国各地の児童界にも、親がこしらえて与えたとは思われぬ色々の
鬼事術語が、土地ごとに制定せられている。 たとえば何かの理由で一人だけがタイム....