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鬼心
「鬼心〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
鬼心の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「幽霊塔」より 著者:黒岩涙香
ん、妻にせずして唯救うだけでは何だか飽き足らぬ所が有る、エエ余自らも人と云われぬ
鬼心に成ったのか、茲で全く秀子を思い切り、秀子に生涯の愛想を盡される様にして爾し....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
お方がよくおっしゃる、仏心鬼手なんておっしゃいますけれど、先生のは、それと違って
鬼心仏手なんですね」 「違えねえ――」 と道庵がまた、額を丁と打ちました。 ....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
ろな眼があらぬ方へ走るのだった……紙のような唇をわなわなとおののかせて。
嫉心
鬼心《しっしんきしん》。
それが眼に見えぬほむらとなって、櫛まきお藤の凄艶《せ....
「北村透谷の短き一生」より 著者:島崎藤村
種の創作であった。殊にサイコロジカルな処が、外の人達と違った特色であると思う。『
鬼心非
鬼心』という文章は、寺の借住居の附近にあった事を、主にして書いたものだ。そ....