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「魚翅〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

魚翅の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
一夕話」より 著者:芥川竜之介
こうなればもう今夜の会費は、そっくり君に持って貰《もら》うぜ。」 飯沼は大きい魚翅《イウツウ》の鉢へ、銀の匙《さじ》を突きこみながら、隣にいる和田をふり返った....
新種族ノラ」より 著者:吉行エイスケ
。 食楽は、精進《しょうじん》料理がお好き。まず録糸《まめそうめん》にてつくる魚翅《ふかのひれ》、湯葉《ゆば》でつくれる火腿《ハム》、たまに彼女はかつて母とと....
神戸」より 著者:古川緑波
これでなくちゃあ、ありがたくない。で、僕が此処で、必ず第一番に註文するのは、紅焼魚翅だ。ふかのひれのスープ。これが何よりの好物で、三四人前、ペロペロと食ってしま....
このたび大阪」より 著者:古川緑波
他何品か食う。久しぶりで、品のいい、少量の皿を幾つも食った。十八日 大好きな紅焼魚翅を食いたさに、ハネ後、神戸迄ノシて、Hへ行く。出来た魚翅を一目見て、がっかり....