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鮟鱇鍋
「鮟鱇鍋〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
鮟鱇鍋の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
をカンでやんな。水ッ洟をチュチュさせて、お客様のそばへ寄るとな、それ……お客様の
鮟鱇鍋がまずくならあ」 「なに、かまやしねえ」 と隅にいた客。 「こっちへ来て....
「無宿人国記」より 著者:吉川英治
ぶ、荒んだ影がとれてきた。 「雪だ」 というので、まかない方へ、 「こん夜は、
鮟鱇鍋を出せ。酒も、よけいに」 と、それを、十一人でとり囲んで、ぐっすり寝込ん....
「春泥」より 著者:久保田万太郎
御尤も……」 かるくそれを外して「うたむら」の主人は鍋……といってもこのほうは
鮟鱇鍋……のなかへ箸を入れた。――話が切れると、おもての油障子に、さら、さら、と....