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鯱巻の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
夜明け前」より 著者:島崎藤村
も残っていた。打ち壊しはそこでも始まった。大きな柱は鋸や斧で伐られ、それに大綱を鯱巻きにして引きつぶされた。諸道具諸書物の類は越中島で焼き捨てられ、毛利家の定紋....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
に、うちでも母屋だけ残して、新屋の方は取り払いでしょう。主な柱なぞは綱をつけて、鯱巻きにして引き倒しましたよ。恐ろしい音がして倒れて行きましたっけ。あの大きな鋸....