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「鳥海山〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

鳥海山の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
高山の雪」より 著者:小島烏水
雪なるものが、正しいか否かは疑問である。いわゆる初雪は、一昨々年の調査によると、鳥海山(二千百五十七米突) 十月 二日 戸隠山(二千四百二十五米突) 十月 九....
仮装人物」より 著者:徳田秋声
をも、彼女一流の神秘めいた詞で話していた。庸三の子供が葉子を形容したように彼女は鳥海山の谿間に生えた一もとの白百合が、どうかしたはずみに、材木か何かのなかに紛れ....
火山の名について」より 著者:寺田寅彦
×7 = 504 であるから、R = 3×504÷167 = 9.0 強となる。鳥海山はトリノウミと言ったらしい形跡があるので、これも入れるとするとRはさらに四....
十二支考」より 著者:南方熊楠
とし、これを敬愛して神の使い者としたのは、無類の上出来で、奈良、宮島の猴鹿から、鳥海山の片目のカジカ魚まで、欧人に先だって博愛飛渚に及んだ邦人固有の美徳ありし証....
夜の靴」より 著者:横光利一
来たとき、ぎっしり詰った重い軍袋を足で蹴りつけ、プラットへ突き落した。日に耀いた鳥海山が美しく裾を海の方へ曳いている。稲の花の満ちている出羽の平野も、このような....
田沢稲船」より 著者:長谷川時雨
な、不機嫌のような、押だまったままでいるのだ。だがとうとう、錦子は、朝夕眺めた、鳥海山も羽黒山も後にして、出京することになった。 二 山田武太郎....
香熊」より 著者:佐藤垢石
小説家伊藤永之介の書いた「熊」という戯曲を読んだことがある。描いたのは、出羽国鳥海山の麓の一寒村の出来ごとだ。三人の猟師が、一頭の大熊を獲ってきたのを高利貸、....
姫柚子の讃」より 著者:佐藤垢石
景は素晴らしい。沖の飛島は、低い空を行く雲に遮られて見えなかったが、北の空に高い鳥海山が長い裾を東西に伸ばしていた。山の肌はまだ蒼い。腰の辺りに幾とせ消え残る万....
日本の伝説」より 著者:柳田国男
。そうして岩木山と八甲田山とは、今でも仲が好くないという話もあります。 出羽の鳥海山は、もと日本で一番高い山だと思っていました。ところが人が来て、富士山の方が....