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鳴雪
「鳴雪〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
鳴雪の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「思い出草」より 著者:寺田寅彦
に引きつけられ深く心を動かされるようである。明治の昔ホトトギスの若い元気な連中が
鳴雪翁をつかまえてよくいじめた時代があったのを思い出すのである。 (昭和九年一月、東炎)....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
。 五 附録の句集は松浦為王氏の選択に任かせたものである。 大正十一年三月
鳴雪識るす 目次 緒言 自叙伝 附録....
「武州喜多院」より 著者:中里介山
上りこんで奥の方へ行くと奥庭に大きな桜の老木がある、ハヽアこれだな! と思った、
鳴雪の句に、 南無大師三百年の桜かな という句があったのを覚えているが、先....
「生前身後の事」より 著者:中里介山
ている、そう/\徳富蘆花氏には二度ばかりお目にかかったことがある、俳句の方で内藤
鳴雪翁は何かの折によく見かけたものだ、俳優で市川団十郎は見たといい切れないほどの....
「子規居士と余」より 著者:高浜虚子
れたのは実にこの『俳諧』を以て初めとする。そうして我らの句と共に並べられた名前に
鳴雪、非風、飄亭、古白、明庵、五洲、可全らの名前があった。これらは皆同郷の先輩で....
「漱石氏と私」より 著者:高浜虚子
段難有奉拝謝候。小生爾来俳境日々退歩、昨今は現に一句も無之候。この分にてはやがて
鳴雪老人の跡釜を引き受くることならんと少々寒心の体に有之候。 子規子病気は如何....
「俳人蕪村」より 著者:正岡子規
散在せるを見てややその非凡なるを認めこれを尊敬すること深し。ある時小集の席上にて
鳴雪《めいせつ》氏いう、蕪村集を得来たりし者には賞を与えんと。これもと一場の戯言....
「病牀苦語」より 著者:正岡子規
あるが、その句法が一本筋であるだけにいくらか変化に乏しい処がある。 このほか
鳴雪《めいせつ》、四方太《しほうだ》、紅緑《こうろく》、等諸氏の句については近来....