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鳴鳥
「鳴鳥〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
鳴鳥の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
みかみ》岩戸籠《いわとごも》りの時、八百万《やおよろず》の神、常世《とこよ》の長
鳴鳥《ながなきどり》を聚《あつ》め互いに長鳴せしめたと見ゆ。本居宣長曰く、常世の....
「ひこうかばん」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
んがうたわないというなら、かってにさせたらいいでしょう、おもての鳥かごには、小夜
鳴鳥がいて、よくうたいます。これといって教育はないでしょうが、今晩はいっさいそう....
「決闘場」より 著者:岡本かの子
ケンウッドの森の一寸した突出部であった。小鳥の巣が雑木の梢に沢山在るらしく色々の
鳴鳥が、勝手に自我を主張して鳴いて居た。一帯に青臭い草や樹の葉のいきれが満ちて、....
「古事記」より 著者:太安万侶
ミムスビの神の子のオモヒガネの神という神に考えさせてまず海外の國から渡つて來た長
鳴鳥《ながなきどり》を集めて鳴かせました。次に天のヤスの河の河上にある堅い巖《い....
「野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
これを経験している。チャボと名古屋|交趾とを並べて鳴かせて見ても、神代の常世の長
鳴鳥の声音を、想像することはむつかしい。単に生れが異なる故にその声がちがうとすれ....