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鴻門
「鴻門〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
鴻門の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
長やかなる陣刀の鐺《こじり》あたり散らして、寄付《よりつき》の席に居流れたのは、
鴻門《こうもん》の会に樊※《はんかい》が駈込んで、怒眼を円《つぶら》に張って項王....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
や所作を利用しているところが多い。そして成功してもいる。やっぱり芸達者なのだね。
鴻門の会などは、あの広い舞台で消えもせずにちゃんと持ちこたえるのだから、感心しま....
「三国志」より 著者:吉川英治
一番、限りもなく大笑した。 「わははは、何を戸惑うて。――これ両人、きょうは古の
鴻門の会ではないぞ。いずくんぞ項荘、項伯を用いんや、である。のう劉皇叔」 玄徳....
「三国志」より 著者:吉川英治
玄徳は愕いて、自分も、剣を抜いて、高く掲げ、 「無礼なり、魏延、劉封、ここは
鴻門の会ではない。われら宗親の会同に、なんたる殺伐を演ずるか。退がれっ、退がれっ....