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「鵬〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

鵬の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
婦系図」より 著者:泉鏡花
れる――その頃は台湾の属官だったが、今じゃ同一所の税関長、稲坂と云う法学士で、大のような人物、ついて居た三人は下役だね。 後で聞きゃ、ある時も、結婚したての....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
君来宅。一頁探偵小説と電気常識講座とを頼まれた。 一月十二日 ◯旧臘二十九日、原正広(湊山小学校同級生)は梅田線にて乗車のとき、人に押されてホームより電車の....
河明り」より 著者:岡本かの子
もかく、私が日本を出発するときの気慨は大変なものでしたよ。白金巾の洋傘に、見よ大の志を、図南の翼を、などと書きましてね。それを振り翳したりなんかしましてね……....
碧蹄館の戦」より 著者:菊池寛
えて応ずる者が無い。そこで今度は意見書を広く募った。その中で予選に当ったのが、程起が海軍をして日本を襲う策と、沈惟敬が遊説をもって退かしめる計とである。前者は....
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
というのでございましょう。考えても怖ろしいことでございます」 荘子のいわゆる鯤の説も、必ずしも寓言ではないと、使いはさとった。 ※鬼の訴訟 秦棣が宣....
連環記」より 著者:幸田露伴
ねがしに流されたのである。然し其処に在ること三年で、内地へ還るを得た時、 九万里 重ねて海を出で、一千里 鶴 再び巣に帰る。 の句をなした。それのみか然様いう....
人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
ロイドンの飛行場。アームストロング・ウィットウァース機の車輪一度地をはなれれば、翼欧亜の空を駆り日本へと近付いてゆく。が、まず彼は事務所にいって、同乗の旅客表....
のゆくえ」より 著者:国枝史郎
点に漂っている。 何んとその鳥の大きいことよ! それは荘子の物語にある垂天の大と云ったところで大して誇張ではなさそうである。大鷲に比べて二十倍はあろうか。と....
荒磯の興味」より 著者:佐藤惣之助
上の歓喜を感ずるように、外洋に向った荒磯にでて、南洋はるか共栄圏の島々をかんじ、程一万粁の海上を望んで、只一人怒濤の巌上に皇土を踏みしめているうれしさ、この悠....
戯作者」より 著者:国枝史郎
し幕府の典医|山本宗英の薬籠持ちとなって見たり、そうかと思うと儒者を志願し亀田|斎の門をくぐったり、石川五山に従って柄にない狂歌を学んだり、橘千蔭に書を習った....
少年連盟」より 著者:佐藤紅緑
通商のためか、学術研究のためか、あるいは宗教のためか、どっちか知らないが、図南の翼を太平洋の風に張った勇士にちがいない、それが海難にあって、無人境の白骨となっ....
かくれんぼ」より 著者:斎藤緑雨
ころりころり日の下開山の栄号をかたじけのうせんこと死者の首を斬るよりも易しと鯤、となる大願発起痴話|熱燗に骨も肉も爛れたる俊雄は相手待つ間歌川の二階からふと瞰....
国枝史郎氏の人物と作品」より 著者:小酒井不木
ンデー毎日の特別号などに発表された氏の作品にだんだん引きつけられたが、遂に、「大のゆくえ」を読むに至って、すっかり魅せられてしまい、国枝崇拝者の一人となった。....
青蛙神」より 著者:岡本綺堂
はない。こうして黙って坐っていても、おれには又おれの料簡がある。燕雀いずくんぞ大のこころざしを知らんと、昔の陳勝呉廣も云っているのだ。 柳 なんの、聴き取り学....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
から。) 老来擲舒。 (老いしたがってかえって多くの書を投げすて、意気揚々としてもおよぶまい。樺太の海、台湾の山もなお狭さを覚え、空の果てまでおおう翼をもって....