鶉豆[語句情報] » 鶉豆

「鶉豆〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

鶉豆の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
琴のそら音」より 著者:夏目漱石
》じの帳面を持って僕の前へ出てくる。今日《こんにち》は御味噌を三銭、大根を二本、鶉豆《うずらまめ》を一銭五厘買いましたと精密なる報告をするんだね。厄介きわまるの....
みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
毎にわざ/\来訪して、追々懇意の間柄となった。手ずから採った干薇、萩のステッキ、鶉豆なぞ、来る毎に持て来てくれた。或時彼は湘南の老父に此爺さんの噂をしたら父は少....
フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
の追分口から滑走してはいってしまった。そこには紅い葵が咲き、向日葵が盛り、西瓜や鶉豆の花、唐黍の毛などがそよいで、それに露西亜人の丸太組の家もところどころに残っ....