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「鶏林〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

鶏林の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
出兵して、二十七年六月十二日には第五師団の混成旅団が仁川に上陸する。こうなると、鶏林(朝鮮の異称)の風雲おだやかならずと云うので、東京大阪の新聞社からも記者を派....
碧蹄館の戦」より 著者:菊池寛
鶏林八道蹂躙之事 対馬の宗義智が、いやがる朝鮮の使者を無理に勧説して連れて来た....
安重根」より 著者:谷譲次
2 同年十月十七日、午前十時ごろ。 ウラジオストック、朝鮮人街、鶏林理髪店の土間。罅のはいった大鏡二つ。粗末な椅子器具等、すべて裏町の床屋らしき....
爆弾太平記」より 著者:夢野久作
われている荒巻珍蔵……発動機船底曳網の総元締だ。知っているだろう。それから京城の鶏林朝報社長、林逞策。あれで巨万の富豪なんだよ。代議士|恋塚佐六郎……三保の松原....
十二支考」より 著者:南方熊楠
が不足だ。それをくれたら施主が好《よ》き名誉を得ると言うた。居士曰く、過去世に群鶏林中に住み、狸に侵し食われて雌鶏一つ残る。烏来ってこれに交わり一子を生む、その....