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麦穂
「麦穂〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
麦穂の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
盛り潰《つぶ》す。スコットランドのスカイ島では、以前自分の麦を苅り終った百姓が、
麦穂一束を、隣りのまだ苅り終らぬ百姓へ送り、その百姓苅り終る時またその隣りへその....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
りて、歩いて帰った。夜明けにしかもどらないこともあった。いつも河の縁をたどった。
麦穂のような緑色や宝石のような青色をした白銀魚の群が、黎明の光にうごめいていた。....
「おりき」より 著者:三好十郎
って言わあ。ふむ…… 青年 ……それは、さぞ…… 百姓 (叩き棒で軽くトントンと
麦穂の上を叩き試しながら)……こうして、麦作るにも米作るにも、へえ、道雄や、慎太....