黄斑[語句情報] » 黄斑

「黄斑〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

黄斑の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
白蟻」より 著者:小栗虫太郎
中心が、対岸の斑鳩山《いかるがさん》の真上に迫っていて、この小暗い樹立の中には、黄斑《きわだ》を打《ぶ》ちまけたような光が明滅を始めた。すると、黄金虫や団子蜂な....
柿の種」より 著者:寺田寅彦
れる。 これと反対に、すこぶる好々爺な白猫がやって来る。 大きな顔に不均整な黄斑が少しあるのが、なんとなく滑稽味を帯びて見える。 「ボウヤ」は、この「オジサ....
光と風と夢」より 著者:中島敦
ケロリとして夫の許に戻って来た。)は肩に腫物《はれもの》が出来、ファニイは皮膚に黄斑《おうはん》が出来始めた。ファアウマのは丹毒の懼《おそれ》があるから素人療法....
潜航艇「鷹の城」」より 著者:小栗虫太郎
えましょう。でまず、最初の一つから、硝子粉、浸剤、硫黄、単寧、水銀、醋、溶和剤、黄斑粉、紅殻、樹脂――と読んでいって結局その頭文字を連ねるのです。すると、そうし....