黄熱[語句情報] » 黄熱

「黄熱〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

黄熱の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
しかなくなってしまうのだ。だから支倉君、僕はソーンダイクじゃないがね、マラリヤや黄熱病よりも、雷鳴や闇夜の方が怖ろしいと思うよ」 「マア、犯罪徴候学……」鎮子は....
旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
。彼の周囲のものも、僅少《きんしょう》な家禄《かろく》放還金をみんな老爺さんの硫黄熱のために失われてしまっているのだということを、あたしたちも段々に悟《さと》っ....
旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
老妻《おばあさん》が歿《な》くなると、老爺《おじい》さんの諦《あきら》めていた硫黄熱がまた燃てきた。次の間にはもう寝ているもののない、広々した住居に独りでポツネ....
宝島」より 著者:佐々木直次郎
ん、船乗のことなんぞ何を知ってるんだ? 己ぁ、瀝青みてえに暑くって、仲間の奴らあ黄熱でばたばた斃れる処にもいたことがあるし、地震で海みてえにぐらぐらしてる御結構....