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「黒木の御所〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

黒木の御所の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
私本太平記」より 著者:吉川英治
は後醍醐ならずともむずかしい。 言明どおり、能登は朝に夕に、いや時刻さだめず、黒木の御所を見廻りにくる。時にはわざとらしく「……エヘン」と咳払いなどして通った....
私本太平記」より 著者:吉川英治
たことはない」と。 なにしろ、ひどい待遇であったらしい。「吉野拾遺」によると、黒木の御所の荒壁もあさましいばかりな上に、茨やからたちの木をすきまなく植え込んだ....
随筆 私本太平記」より 著者:吉川英治
さ。弱ったネ。なるべく、ほのかに描いて欲しいなあ」 帝と小宰相、帝と廉子。あの黒木の御所の一夜なども、筋小説としてすますなら、書かないでもすむことである。けれ....