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黒胡麻
「黒胡麻〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
黒胡麻の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「梓川の上流」より 著者:小島烏水
かと、足を入れながら底を見る、水に沈めるは、白い石も青く、水面より露われたるは、
黒胡麻の花崗石《みかげいし》も銷磨《しょうま》して、白堊《はくあ》のように平った....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
脂肪五割、含水炭素一割二分、繊維四分あり。 ○白胡麻は蛋白質二割、脂肪五割一分、
黒胡麻は蛋白質一割九分、脂肪四割四分にていずれも南京豆より蛋白質の割合少しく劣れ....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
麻酢を掛けて食しても味良し。それは南瓜を一寸角ほどに切りて柔くなるまで蒸し、別に
黒胡麻を炒り摺鉢にて摺砕き、味淋、酢、砂糖、少量の醤油にてドロドロにゆるめたる汁....
「澪標」より 著者:外村繁
は、軽業師のような早業の秘密は、総べてあの細長い脚にある、と思いこんだりもした。
黒胡麻のような水すましも隅の方に集って、円を描いて廻っている。この虫は驚くと、一....