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黒鳥
「黒鳥〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
黒鳥の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
これに劣らぬ豪《えら》い話があってアルペルッス・マグヌスの秘訣に人もし兎の四足と
黒鳥《マール》の首を併《あわ》せ佩《お》ぶればたちまち向う見ず無双となって死をだ....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
の木曾路を往来したころのような気勢は揚がらない。そこへ行くと、千段巻の柄のついた
黒鳥毛の鎗から、永楽通宝の紋じるしまで、はげしい意気込みでやって来た長州人は彦根....
「宝石の序曲」より 著者:松本泰
るような気がするの。……もしあの方が本当にこの世にいないとすれば、わたしのような
黒鳥《くろどり》は生きている甲斐《かい》はないわ」 と、感傷的に言った。 み....
「真夏の夢」より 著者:有島武郎
。 「天に在します神様――お助けください」 とおかあさんはいのりました。 と
黒鳥の歌が松の木の間で聞こえるとともに馬どもはてんでんばらばらにどこかに行ってし....
「日蔭の街」より 著者:松本泰
ぐっすり寝込んでしまった。 翌朝はいつになく早起きをしたので、窓に近い栗の木に
黒鳥が笛のような声で囀っていた。扉の外にはまだ洗面の湯がきていなかったので、私は....
「スリーピー・ホローの伝説」より 著者:アーヴィングワシントン
鳥がいた。これは子供の狩猟家の好む鳥で、声高に愚痴をこぼしているような鳴き声だ。
黒鳥はさえずりながら黒雲のようにむらがって飛んでいる。金色の翼の啄木鳥は紅のとさ....