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鼓する
「鼓する〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
鼓するの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「運命」より 著者:幸田露伴
事既に甚だ奇、修飾を仮らずして、一部|稗史たり。女仙外史の作者の藉りて以て筆墨を
鼓するも亦宜なり。然れども賽児の徒、初より大志ありしにはあらず、官吏の苛虐すると....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
らなお恩は知るものと哀れなり」。 ジスレリの『文海奇観』に、禁獄された人が絃を
鼓する事数日にして鼠と蜘蛛《くも》が夥しく出で来り、その人を囲んで聴きおりさて弾....
「方則について」より 著者:寺田寅彦
めなければならぬ。その上で疑う事は止むを得ない。疑って活路を求めるには想像の翼を
鼓するの外はないのであろう。 現在の科学の基礎方則を疑うのは危険であっても、社....