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鼻っ張り
「鼻っ張り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
鼻っ張りの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「柿の種」より 著者:寺田寅彦
ると、この三つの作品のそれぞれの個性がだんだんにはっきり眼についてくる。角箱には
鼻っ張りの強い負けぎらいの気性とオリジナルで鋭いしかもデリケートな才能の動きが地....
「黴」より 著者:徳田秋声
妻の体について、これまで病気を予想するようなことはめったになかった。どうかすると
鼻っ張りの強いその気象と同じに、とても征服しきれない肉塊に対してでもいるような気....
「鼻の表現」より 著者:夢野久作
志や感情の風雨雷電をはためかしているのを鼻息になぞらえたものでありましょう。 「
鼻っ張りが強い」という言葉は、「五分も引かぬ」「理が非でも勝つ」という意志が鼻っ....
「犂氏の友情」より 著者:久生十蘭
、先生の出ようってのは、それこそ、今ここで、充分察しられるのですからねえ。れいの
鼻っ張りの強さで、だれかれかまわず喰ってかかられるにちがいないのです。刑事であろ....