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鼻を高くする
「鼻を高くする〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
鼻を高くするの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
せて六つほどの黒い頭が見えるのです。 湯はもとより熱い。てんぐぶろとはいかさま
鼻を高くするだけあって、じつになんとも焼けただれそうな熱湯でした。 「チ、チ、チ....
「吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
あんちょく》で、至極無事な男である。落雲館の生徒は少年である。からかう事は自己の
鼻を高くする所以《ゆえん》で、教育の功果として至当に要求してしかるべき権利とまで....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
子供ごころにも競争心がないでもない。上位の方に択り出されたといえば、その親たちも
鼻を高くするのである。きょうはその大清書の日で、甲州屋のお直も紅い短尺に何かの歌....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
購読者も出来て、松山では三百を出し兼ねたものが、三千部も出る事になって、虚子氏が
鼻を高くすると共に子規氏も大いに安心した。そうして子規氏はかような編輯上の意匠に....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
であるから、これを大発見と誇唱してもなんの僣越にもなりはしない。気焔万丈、天狗の
鼻を高くするゆえんである。呵々。 茶樹に聚繖花序の出現することは私の発言するま....