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「沙石〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

沙石の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
く蛇なし(ベントの『シクラデス』九〇頁)。『大和本草』に四国に狐なしというが『続沙石集』に四国で狐に取り付かれた話を載す。いずれが間違って居るかしら、『甲子夜話....
十二支考」より 著者:南方熊楠
どいずれも十六世紀前に記されず。しかるにそれより三世紀早く既に東洋にあったは、『沙石集』を読んで知れる。その七巻に、遠州池田の庄官の妻甚だ妬む者、磨粉《みがきこ....
十二支考」より 著者:南方熊楠
りしを見通しかく説いたのじゃと言うた(『摩訶僧祇律《まかそうぎりつ》』三四)、『沙石集』三に、質多居士は在俗の聖者で、善法比丘てふ腹悪き僧、毎《つね》にかの家に....
十二支考」より 著者:南方熊楠
しゅん》の文を雕《ほ》りたる石碑立てりとある。桑門|虚舟《きょしゅう》子の『新|沙石集《しゃせきしゅう》』四に、『経律異相』から『譬喩経』を引いて、「人あり、老....
十二支考」より 著者:南方熊楠
かず。畢竟《ひっきょう》、後白河上皇が仰せられた通り、隠すは上人、せぬは仏で(『沙石集』四の二)、日本に清僧は一疋もなく従って鑑識もその用を要せぬからだ。誰も頼....
本朝変態葬礼史」より 著者:中山太郎
四人、十六日十二人、十七日二十八人、以上五十四人、古今未だこの事を聞かずとある。沙石集に入水往生した僧のことを載せている。こうした流行が補陀洛渡海をさかんならし....
書物を愛する道」より 著者:柳田国男
く、しかも飛び飛びには珍らしく又感が深いのである。話を集めた古事談とか著聞集とか沙石集とかいう類ですら、片端から誰にでも読ませてよいというものばかりでない。まし....