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あべ
「あべ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
あべの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「湖南の扇」より 著者:芥川竜之介
譚はふだんのおしゃべりにも似ず、悠々と巻煙草《まきたばこ》に火をつけてから、
あべこべに僕に問い返した。
「きのう僕はそう言ったね、――あの桟橋の前の空き地で....
「仙人」より 著者:芥川竜之介
、このせち辛《がら》い世の中に、御飯《ごはん》を食べる事も出来はしません。」と、
あべこべに医者をやりこめるのです。
さて明くる日になると約束通り、田舎者の権助....
「田端日記」より 著者:芥川竜之介
かと、自分でも訳のわからない事をえらそうにしゃべったら、そんな事は知らないさと、
あべこべに軽蔑された。大方僕が熱に浮かされているとでも思ったのだろう。このあとで....
「二人小町」より 著者:芥川竜之介
行くのです。
小町 地獄へ! そんなはずはありません。現に昨日《きのう》安倍《
あべ》の晴明《せいめい》も寿命《じゅみょう》は八十六と云っていました。
使 そ....
「保吉の手帳から」より 著者:芥川竜之介
身彼等を逮捕《たいほ》しようとした。ところが烈《はげ》しい格闘《かくとう》の末、
あべこべに海へ抛《ほう》りこまれた。守衛は濡《ぬ》れ鼠《ねずみ》になりながら、や....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
され、それがわが娘の済われるよすがであると、愚かにも思い込んで居たのでした。――
あべこべに私ども夫婦はわが娘の手て済われました。夫婦が毎夜夢の中に続けざまに見る....
「赤いくつ」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
くつは左の方へ踊り出しました。段段をのぼって、げんかんへ上がろうとすると、くつは
あべこべに段段をおりて、下のほうへ踊り出し、それから往来に来て、町の門から外へ出....
「野のはくちょう」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
いところでしたろう。けれども大僧正はそれを、まるでちがったいみにとりました。――
あべこべに、それこそエリーザに罪のあるしょうこで、その罪をにくめばこそ、あのとお....
「薄紅梅」より 著者:泉鏡花
具足なのが、昼寝時の不意討に、蠅叩もとりあえず、ひたと向合った下土間の白い髯を、
あべこべに、炎天九十度の物干から、僧正坊が覗いたか、と驚いた、という話がある。 ....
「陽炎座」より 著者:泉鏡花
片岡 椀盛 一………………………………嵐 お萩 一………………………………坂東
あべ川 一………………………………市村しる粉 一………………………………沢村さし....
「河伯令嬢」より 著者:泉鏡花
が甘い。脚は脛のあたりまでほとんどあらわである。月|朧に、燈くらき夜など、高浜、
あべ屋、福浦のあたりまで、少からず男を悩すというのである。 小山夏吉の手紙は、....
「夜行巡査」より 著者:泉鏡花
査がおまえをくれろと申し込んで来たときに、おれさえアイと合点《がってん》すりゃ、
あべこべに人をうらやましがらせてやられるところよ。しかもおまえが(生命《いのち》....
「縷紅新草」より 著者:泉鏡花
払った。」 「はい、これは、はあ、いい事をさっせえて下さりました。」 「何だか、
あべこべのような挨拶だな。」 「いんね、全くいい事をなさせえました。」 「いい事....
「浜菊」より 著者:伊藤左千夫
。お繁さんは本意なさそうにもう帰りましょうと云い出して帰る。予はお繁さんと岡村と
あべこべなら面白いがな、惜しい事じゃと考えたのであった。 予は寝られないままに....
「荒蕪地」より 著者:犬田卯
氏は、忰にも書いてやったように物分りがいいであろうと考えていた事実は、今になって
あべこべのように思えてきた。だが、彼は人の多くとは違い、もと、挽子として出入りし....