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さくら
「さくら〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
さくらの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「邪宗門」より 著者:芥川竜之介
は、御美しかったのでございます。私が一両度御見かけ申しました限でも、柳桜《やなぎ
さくら》をまぜて召して、錦に玉を貫いた燦《きら》びやかな裳《も》の腰を、大殿油《....
「葱」より 著者:芥川竜之介
夜の場面よりもサンティマンタアルな、芸術的感激に耽《ふけ》るのである。
桜頃《
さくらごろ》のある夜、お君さんはひとり机に向って、ほとんど一番鶏《いちばんどり》....
「竜」より 著者:芥川竜之介
の三月三日も四五日の中に迫って参りますと、驚いた事には摂津《せっつ》の国|桜井《
さくらい》にいる叔母の尼が、是非その竜の昇天を見物したいと申すので、遠い路をはる....
「路上」より 著者:芥川竜之介
へ置いた。現に今日も、この卓子《テエブル》の上には、籐《とう》の籠へ入れた桜草《
さくらそう》の鉢が、何本も細い茎を抽《ぬ》いた先へ、簇々《ぞくぞく》とうす赤い花....
「或る女」より 著者:有島武郎
の空気をよごした。
「やあ春になりおった。桜が咲いたぜ。おい葉子」
いかにも気
さくらしく塩がれた声でこう叫んだ倉地に対して、葉子は返事もできないほど興奮してい....
「罪人」より 著者:アルチバシェッフミハイル・ペトローヴィチ
ち上がった。 十二人の名誉職、医者、警部がいずれも立つ。のろのろと立つのも、き
さくらしく立つのもある。顔は皆蒼ざめて、真面目臭い。そして黒い上衣と光るシルクハ....
「雪の女王」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
いあいだ、両方の青あおとうつくしい岸をながめていました。それからゲルダは、大きな
さくらんぼばたけのところにきました。そのはたけの中には、ふうがわりな、青や赤の窓....
「木の子説法」より 著者:泉鏡花
使を志願しても間に合わない、慢性の政治狂と、三個を、紳士、旦那、博士に仕立てて、
さくら、というものに使って、鴨を剥いで、骨までたたこうという企謀です。 前々か....
「国貞えがく」より 著者:泉鏡花
ょう》の頃の雛祭《ひなまつり》には、緋《ひ》の毛氈《もうせん》を掛けた桃桜《もも
さくら》の壇の前に、小さな蒔絵《まきえ》の膳に並んで、この猪口《ちょこ》ほどな塗....
「雛がたり」より 著者:泉鏡花
洞、桃のような灯を点す。……ちょっと風情に舞扇。 白酒入れたは、ぎやまんに、柳
さくらの透模様。さて、お肴には何よけん、あわび、さだえか、かせよけん、と栄螺蛤が....
「阿Q正伝」より 著者:井上紅梅
の時、未荘の人の眼の中の見当では、趙太爺以上には見えないが、たいていおつかつの偉
さくらいに思われていたといっても、さしたる語弊はなかろう。 そうこうする中にこ....
「宇宙の迷子」より 著者:海野十三
こかキューピーに似ているところがあり、子ども子どもしていた。ことに血色がよくて、
さくら色で、すきとおるような肌をもっている、そしてつやのある海水着みたいなもので....
「ヒルミ夫人の冷蔵鞄」より 著者:海野十三
ぞ彼の手に入らなかったものなんか一つもなかったぐらいだから、或いは頭脳の絶対的よ
さくらべをして見ると、万吉郎の頭脳はヒルミ夫人のそれに比して、すこし上手であった....
「人造人間殺害事件」より 著者:海野十三
と、なぜ呼んでくださらないの!」 「劉夫人」僕は、顔をはじめて曲げて彼女の桜桃《
さくらんぼ》のように上気した、まんまるな顔を一瞥《いちべつ》した。「僕は、あなた....
「古事記」より 著者:太安万侶
ました。それでアケタツの王に、「大和は師木《しき》、登美《とみ》の豐朝倉《とよあ
さくら》のアケタツの王」という名前を下さいました。かようにしてアケタツの王とウナ....