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アテン
「アテン〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
アテンの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「西郷隆盛」より 著者:芥川竜之介
なって拡がっている。一等室の鶯茶《うぐいすちゃ》がかった腰掛と、同じ色の窓帷《カ
アテン》と、そうしてその間に居睡《いねむ》りをしている、山のような白頭の肥大漢と....
「歯車」より 著者:芥川竜之介
五 赤光 日の光は僕を苦しめ出した。僕は実際※鼠のように窓の前へカ
アテンをおろし、昼間も電燈をともしたまま、せっせと前の小説をつづけて行った。それ....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
派/ヘラクリトス、エムペドクレス、アナキサゴラス、デモクリトス/自然科学に対する
アテン人の嫌忌/プラトン、アリストテレス、ヒケタス、アルキメデス/アレキサンドリ....
「古狢」より 著者:泉鏡花
使うのか、ほとんど五彩である。ぱッと燃えはじめた。 この火が、一度に廻ると、カ
アテンを下ろしたように、窓が黒くなって、おかしな事には、立っている土間にひだを打....
「火葬国風景」より 著者:海野十三
り、その前のスタンドはいやに背が高く、そしてその間に挟まって店の方を向いているバ
アテンダーはまるで蝋人形のような陰影をもっていた。 「いらっしゃいまし。……貴方....
「栗の花」より 著者:岡本綺堂
様が変ったのか、夜なかになると雨の音がきこえました。枕もとの蝋燭を再び点して、カ
アテンの間から窓の外をのぞくと、雨の雫は栗の葉をすべって、白い花が暗いなかにほろ....
「雷門以北」より 著者:久保田万太郎
といってはその浪花節の寄席の横に、名前はわすれた、おもてに薄汚れた白かなきんのカ
アテンを下げた床見世同然の洋食屋があるばかりだった。――なればこそ、日が暮れて、....
「家」より 著者:島崎藤村
の夜のことで、河の方から来る涼しい空気が座敷の内へ通っていた。三吉は水浅黄色のカ
アテンの懸った玻璃障子のところへ行って見た。そこから、石段の下を通る人や、町家の....
「水晶の栓」より 著者:新青年編輯局
入らずんば虎児を得ずだ。今少しここで見ていてやろう――ルパンはそう思って食堂のカ
アテンの影に身を潜めて、じっと書斎の方を凝視めていた。 まもなくドーブレクが入....
「街頭から見た新東京の裏面」より 著者:杉山萠円
するに外観と同様変化自在で、その大部分は俗悪な壁紙、色ペンキ、又はケバケバしいカ
アテンや鏡の応用であることは云う迄もない。 東京人は、その家が地震で潰れて、大....
「朝」より 著者:太宰治
していた。 「こりゃ、いけねえ。」 と私はひとりごとのように呟き、やっと窓のカ
アテンに触って、それを排して窓を少しあけ、流水の音をたてた。 「キクちゃんの机の....
「逆行」より 著者:太宰治
収められているのである。北側の入口には赤と黒との縞《しま》のよごれたモスリンのカ
アテンがかけられ、そのうえの壁に、沼のほとりの草原に裸で寝ころんで大笑いをしてい....
「俗天使」より 著者:太宰治
。呼吸して生きていることに疲れて、窓から顔を出すと、隣りの宿の娘さんは、部屋のカ
アテンを颯っと癇癖らしく閉めて、私の視線を切断することさえあった。バスに乗って、....
「春の盗賊」より 著者:太宰治
。私は、またそれをよいことにして、貧ゆえでなく、いや、それもあるが、わざと窓にカ
アテンを取り附けず、この朝日の直射を、私の豪華な目ざまし時計と誇称して、日光の氾....
「パンドラの匣」より 著者:太宰治
うべ、お月さまが、あかるくて、眠れなくて、庭へ出て、それから、ひばりの枕元の、カ
アテンが、少しあいていたので、のぞいてみたの、知ってる? ひばりは、月の光を浴び....