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パッシ
「パッシ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
パッシの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「或る女」より 著者:有島武郎
心を心としていたのに気がついた。放埒《ほうらつ》な、移り気《ぎ》な、想像も及ばぬ
パッションにのたうち回ってうめき悩むあの大海原《おおうなばら》――葉子は失われた....
「映画界手近の問題」より 著者:伊丹万作
に抗弁しても、アクティヴの立場にあるものは常に会社側であり、俳優監督はどこまでも
パッシヴであるという事実はあまりに明白過ぎていまさら議論の余地はない。 したが....
「恐しき通夜」より 著者:海野十三
の日、某デパートへ買いもののため、彼女の郊外の家を出掛けたが、その道すがら突然ア
パッシュの一団に襲われたのだった。小暗い森蔭に連れ込まれて、あわや狼藉というとこ....
「褐色の求道」より 著者:岡本かの子
らで、病人が癒ればお払い箱です。 なにしろ、私は疲れました。もう此の世に刺激も
パッションも無いのです。少しぐらいそういうもののあるのは却って私に取っては苦痛で....
「金魚撩乱」より 著者:岡本かの子
それから結婚します。すこし、前後の順序は狂ったようだけれど。どっちしたって、そう
パッショネートなものじゃありません」 復一はむしろ呆然としてしまった。結局、生....
「豆腐買い」より 著者:岡本かの子
前を通って公園の方へ行こうとすると屹度こういう思いをした。ハンチングをかぶったア
パッシュ風の男がズボンのポケットで歩るきながら銭をじゃらじゃらいわせる音。急に斜....
「とと屋禅譚」より 著者:岡本かの子
人はある。だがそれが何だ。子供の時から父親に連れられて出入りした遊びの巷に、今更
パッショネートなものを見出すべくも無い。寧ろ梅子の側に居る時くらい歓びを感じると....
「売春婦リゼット」より 著者:岡本かの子
けのこの親子連が成功するかしないかと楽屋を見抜いた商売女たちや店の連中、定連のア
パッシュまでがひそかに興味をもって明るい電気の下で見まもっていた。そして三人がい....
「巴里祭」より 著者:岡本かの子
て、僅かばかりの家財を自動車で自分で運び、グルネルの橋を渡り、妾町と言われている
パッシイ区のモツアルト街に引移った。それも四年程前である。彼の借りた家の塀には隣....
「巴里の秋」より 著者:岡本かの子
、まあ三十年もまめに働けばもう、楽に穴にもぐって行く時節が来たというものですよ。
パッシー通りで夫婦|揃って食料品店で働き抜いた五十五、六の男の自然に枯れた声も秋....
「母子叙情」より 著者:岡本かの子
、いくらか横着に構えた貪慾な落着きにさえ見えた。 こういう夕暮に、かの女はよく
パッシィの家を出て、あまり遠くないトロカデロ宮裏の広庭に行った。
パッシィの町が尽....
「老妓抄」より 著者:岡本かの子
」彼女はこんな言葉を使うようになった。 「そりゃそうさ、こんなつまらない仕事は。
パッションが起らないからねえ」 「
パッションって何だい」 「
パッションかい。はは....
「火の扉」より 著者:岸田国士
思うことはたび/\だが、これは性質の違いでどうにもならぬことゝきめている。 ア
パッショナタの荒れ狂うような響きが部屋をふるわせていた。 しゆうとの気が変にな....
「世界の裏」より 著者:国枝史郎
なわち、機関銃で射殺したのであった。 この日コロジモは、自分の経営している南ワ
パッシ街二一二六番の料理店で、いいご機嫌で酒をのんでいた。その時、窓から機関銃の....
「愛と認識との出発」より 著者:倉田百三
忌わしき感じがする。何に馴れているのがいまわしいといっても肉交になれて、なんらの
パッションもなく、できるだけ安価にしかしできるだけしつこくたのしもうとするときの....