» 乞食も

「乞食も〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

乞食もの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「照葉狂言」より 著者:泉鏡花
。」 「ふむ、豪勢なことを言わあ。平民も平民、汝の内ゃ芸妓屋じゃあないか。芸妓も乞食も同一だい。だから乞食の蒲団になんか坐るんだ。」 われは恥かしからざりき。....
「五色温泉スキー日記」より 著者:板倉勝宣
、服もしわくちゃだ。人が変な顔をする。乞食になったらこんな気分になれると思った。乞食もなかなかいいものだ。うぬぼれには乞食にもなれない。 以上は腹の中の虫の言....
「余齢初旅」より 著者:上村松園
が多いらしいのである。 扇屋へ買物にはいったら乞食が二人ほどついて入って来た。乞食もなかなか多い。 玄武湖に行くと、ここには柳が沢山ある。画舫があり、夏は蓮....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
ゅうございます」と、かれは泣いて訴えた。 主人から神のお告げを言い聞かされて、乞食も不思議そうに言った。 「それではお祷りをして、わたくしからその子細を伺って....
「飛騨の怪談」より 著者:岡本綺堂
て、ここらの相場を狂わしている流行児である。恋に間隔は無いとは云え、此方は宿無の乞食も同様で、山※の兄弟分とも云うべき身の上では、余りに間隔が有り過ぎて、到底お....
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
り嘯くように言う。 「はてさて、俺も追ん出されて行き暮れにけり――か。颯爽と、乞食もよし、牧童もよし」 男の魅力が、時として女以上のものである場合がある。こ....
「夜光虫」より 著者:織田作之助
いう間にしゃがんで、その飯粒を口に入れた。 小沢は思わず顔をそむけた。 「昔は乞食もこんな浅ましい真似はしなかった。やっぱり日本は哀れな国になってしまったのか....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
居るです。その非常に苦しい状態は啻にこのペンバ・プンツォのみならず、ほかの貧民も乞食も皆そういうような状態に在る者が多いからして、そこでこういう事をいったのでし....
「小公女」より 著者:菊池寛
なたに知られると、私乞食になったような気がするからいやだったの。もう見たところは乞食も同じですけどね。」 「そんなことないわ。着物はちょっと変だけど、乞食になん....
「首頂戴」より 著者:国枝史郎
の笑い方をしたが「いろいろの武士ども仕官したがっているなあ。そこで其奴も……その乞食も、仕官亡者と目星をつけても、大概外れることはないではないか。仕官亡者に相違....
「前記天満焼」より 著者:国枝史郎
へ胡座を掻くと、 「ゆっくり話をいたしましょう」 「へい、それでは」と上州という乞食も、並んで側へ腰を下ろしたが、しばらく物を云わなかった。 二人ながら黙って....
「竹の木戸」より 著者:国木田独歩
。私だって何も楽を仕様とは思わんけれど、これじゃ余りだと思うわ。お前さんこれじゃ乞食も同然じゃ無いか。お前さんそうは思わないの?」 磯は黙っている。 「これじ....
「出家とその弟子」より 著者:倉田百三
いちばんつらいからな。そして世の中の人間はみんなそのような手合いばかりだからな。乞食もできないとすれば、むしろ力ずくで奪うほうがいくら気持ちがよいか知れない。ど....
「武装せる市街」より 著者:黒島伝治
騎馬士官と、丸腰の兵士たちが、街上になだれる群衆を制して道をあけた。苦力も、乞食も、独逸人も、日本人も街上に波をなしていた。 「煙草だアい! 煙草だアい!」....
「遺恨」より 著者:坂口安吾
るぐらいなら、もう一生涯、料理屋の門をくゞるまい。自分はもう現代の落伍者なのだ、乞食も浮浪児も、配給なしに料理屋の料理を食って暮しているというのに、自分は一体、....