» 乾涸び

「乾涸び〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

乾涸びの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
地獄の使者」より 著者:海野十三
しかし一同の前に現われたお末なる女は予想に反して、もっと年をとった、そして黄色く乾涸びたような貧弱な暗い女性だった。痩せた顔は花王石鹸の商標のように反りかえって....
ふもれすく」より 著者:辻潤
教師に雇われて、二十に小学校の専科教師になって幾年か暮らしている間に、僕の青春は乾涸びかけてしまった。二十三や四でもう先の年功加俸だのなにかの計算をして暮らして....
難船小僧」より 著者:夢野久作
啣えたまま、船橋の欄干に両|肱を凭たせて、青い青い空の下を凝視しているんだ。その乾涸びた、固定した視線の一直線上に、雪で真白になった晩香坡の桟橋がある。その向う....
狂歌師赤猪口兵衛」より 著者:夢野久作
そなたはこの間御授戒なされた茶中の御隠居……」 老婆は縁側へ両手を突いたまま、乾涸びた咽喉を潤おすべくグッと唾液を嚥み込んだ。 「……ア……アノ蔵元屋どんの墓....