» 人遠

「人遠〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

人遠の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
」より 著者:夏目漱石
ある六畳の座敷の障子《しょうじ》を縁から開けて、中へ案内された時、宗助は始めて一人遠くに来た心持がした。けれども頭の中は、周囲の幽静な趣《おもむき》と反照《はん....
二つの庭」より 著者:宮本百合子
れにしてもね」 「吉見、だろう。そう拘泥するもんじゃありません。お前だって伸子一人遠くへやるより、ああやって一緒のひとがいる方が、どんなに安心だかしれないじゃな....
十二支考」より 著者:南方熊楠
ざらしむ、かつて辺《あたり》に人なく主人を立ち待たせる馬を盗み騎り走る者あり、主人遠くより望み見て予定の合詞《あいことば》を掛くると、馬たちまち止まって盗人どう....
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
と、息が苦しくなり胸がつまってきて、立ち止まらなければならなかった。そこで彼は一人遠足をつづけた――それも危険のない山登りなどだったが、彼女は彼がもどってくるま....
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
あるいは眼を閉じてるほうが用心深いことだと思っていた。で彼女は気位を高くもって一人遠のいた。だれも彼女の内生活に気を向ける者はいなかった。またそれを知らないほう....
テレパシー」より 著者:水野葉舟
でいた人があったが、その女の談《はなし》に、或《ある》時、その女が自分の親友と二人遠く離れて居て、二人の相互の感情が通《かよ》うものか、如何《どう》か、一つ実験....
審判」より 著者:カフカフランツ
女の尻を追いかけまわす連中ばかりから成り立っているんですからね。予審判事に女を一人遠くから見せようものなら、ただもううまく追いつこうとして、机も被告も突き倒して....
手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
ったのですが、今は市内に編入されました。この窯はいわゆる「遠州七窯」の一つで、茶人遠州の好みの品を焼かせた所として名が聞えます。しかし他の窯の例と同じように、茶....
三国志」より 著者:吉川英治
披露に出ると、孫権と碁を囲んでいた呂蒙が、 「まさにその易はあたっている。――敵人遠くへ奔るという卦の象だ。それがしが思う所とよく一致する。おそらく関羽は麦城か....
私本太平記」より 著者:吉川英治
のような姿を、外へ走らせておりましたので」 「して、どこへ?」 「媼の供が三、四人遠くにいたのでございました。やッとのこと媼やそれらの者が取りしずめ、輿のうちへ....