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体性
「体性〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
体性の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
理、岡崎外相は、その都度外交と称せられる、アメリカ追従外交を展開し、日本国家の主
体性を没却し、行政協定の改訂期を前にして何らの動きを示さず、領土問題についても何....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
出てこない』と言ったような文句がうようよするほどある。彼は頭から爪先まで仕事の実
体性という観念に浸されていたのである。またコールディングは次のように言っている。....
「世相」より 著者:織田作之助
はね、曖眛な思想や信ずるに足りない体系に代るものとして、これだけは信ずるに足る具
体性だと思ってやってるんですよ。人物を思想や心理で捉えるかわりに感覚で捉えようと....
「夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
生命はいみじくも悟得されようが、鶴見が懐抱しているような、無碍自在なる事象界の具
体性が実証されているものとはどうしても思われない。譬喩があって象徴がないからであ....
「「いき」の構造」より 著者:九鬼周造
象的の類概念を得るに過ぎない。文化存在の理解の要諦《ようたい》は、事実としての具
体性を害《そこな》うことなくありのままの生ける形態において把握することである。ベ....
「印度の詩人」より 著者:国枝史郎
読んでいるし、戯曲も「郵便局」その他幾篇か読んでいる。正直のところ、その詩は、具
体性が無いという点で、私にはあまり好ましくなかった。私にはシェレーの「雲雀の歌」....
「全体主義」より 著者:国枝史郎
、その細胞であり一節である国民が衰滅することは必然であろう。 では国家がその全
体性を活かす必要上統制経済を執行する場合、国民は喜悦して夫れに順応し、それから発....
「愛と認識との出発」より 著者:倉田百三
うに思われる。「永遠」とは時間の不断なる連続性をいうのではない。意識の侵徹せる全
体性をいうのである。充実せる現在の宗教的なる生命感である。この「永遠」に触れたる....
「明治の戦争文学」より 著者:黒島伝治
は、将校のちょっとした上陸から発見して、それを伝えている。この「愛弟通信」は、具
体性に於て、際物的戦争小説の比ではない。 しかし、この時の独歩の体内に流れてい....
「大切な雰囲気」より 著者:小出楢重
もう五、六年以前、ことに大地震の秋あたりはことの外、今より以上の獣性、近代性、立
体性の作品の多くを示したことを私は記憶している。そしてそれらの作品を集めた部屋へ....
「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」より 著者:佐々木直次郎
うであるらしいと自分の想像したことを、理論だけで話さなければならない。私がいま具
体性を与えた自分の本性の悪の面は、私がたった今すてたばかりの善の方面ほどに強くも....
「美の日本的源泉」より 著者:高村光太郎
さの美がある。 仮にアジャンタ洞窟の壁画を想い出してみると、そこにはもっと、肉
体性の卑近さがあり、なまなましさがあり、うるささがある。節度の美については殊に大....
「変った話」より 著者:寺田寅彦
これはアインシュタインの宇宙を指しているようで面白い。また「無有入於無間」を「個
体性のないものは連続的物質中に侵入する」と訳しているが、これは、何となく古典物理....
「イデオロギー概論」より 著者:戸坂潤
造と呼ばねばならない理由がある。それは今述べよう。仮にそうとすれば意識の統一・立
体性を与えるものが論理でなければならないということは、実は極めて当然なことではな....
「イデオロギーの論理学」より 著者:戸坂潤
こそ問題なのであるが――は、もはや最初の具体的事物とは全く別である。この事物の具
体性が分析に際して形式と内容との連帯性として働かない時、その分析は虚偽としての抽....