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何とか彼
「何とか彼〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
何とか彼の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
かにお留と関係していましたが、今もいう通り、何一つ貢いで貰うどころか、あべこべに
何とか彼《か》とか名をつけて、幾らかずつお留に絞り取られていたんだそうです。そん....
「外套」より 著者:ゴーゴリニコライ
一週間ほど後、彼は思いきって、あの男はどうしたろう、どんな様子だろう、また実際、
何とか彼を援助してやれないものだろうかと、それを知るために下役を出むかせたほどで....
「敵討札所の霊験」より 著者:三遊亭円朝
か、然うして姉弟で堅くして彼アやって、温和しくして居る堅人だよ、伯父さんも村方で
何とか彼とか云われる人で失礼ではないか、お前さんを主人の様に、姉弟二人で私の事を....
「家」より 著者:島崎藤村
て、三吉は何処へという目的もなく屋外へ歩きに行った。お雪の言ったことに対しても、
何とか彼は答えなければ成らなかった。 午後に成って、三吉はスタスタ歩いて帰って....
「別れたる妻に送る手紙」より 著者:近松秋江
一緒にいる時分は、ほんの些とした可笑いことでも、悔しいことでも即座に打ちまけて
何とか彼とか言って貰わねば気が済まなかったものだ。またその頃はお前の知っている通....
「クリスマス・カロル」より 著者:ディケンズチャールズ
分量について懸念を抱いていたことをうち明けようと思うとも云った。各自それについて
何とか彼とか云った。が、何人もそれが大人数の家庭に取っては、どう見ても小さな肉饅....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
女の中に、君公の御恩を蒙る者が一人居るのであるから、女性の妬み心はそれに集って、
何とか彼とか難癖をつけて、その結果は御暇という事にもさせるのであるが、この世子に....
「落第」より 著者:夏目漱石
門へ入るとしては二松学舎や成立学舎などにまごついて居た丈《だけ》遅れたのである。
何とか彼《か》んとかして予備門へ入るには入ったが、惰《なま》けて居るのは甚《はな....
「予が半生の懺悔」より 著者:二葉亭四迷
度をいうのだが、同時にまた、一方において、人生に対する態度、乃至は人間の運命とか
何とか彼《か》とかいう哲学的趣味も起って来た。が、最初の頃は純粋に哲学的では無か....
「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」より 著者:ホーソーンナサニエル
らなかったというくらい、彼は世間ばなれのした生活を送っていたので、友達としては、
何とか彼を早く世に出して、その真価を一般に知らせたい気がしたからでした。 却《....
「女給」より 著者:細井和喜蔵
支払わねばならない。登恵子が行った千歳などでは月十八円の飯代を主人へ支払った上、
何とか彼とか言って十円くらいは板場へ附け届けをせねば済まなかった。若しその附け届....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
て。
この日には、つるさんが通知して、てっちゃんとS夫妻もつらなりました。互に
何とか彼とか接触が多いので、いつまでもさけ合わせていても不便なばかりだから一つこ....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
な人間しかしないことだ、と云ったら、ごまかしてきくまいとして、猶泣き乍ら、だって
何とか彼とかわめくので、私は思わず太郎の脚をぴっしゃりと打ちました。そして、すき....
「ゴルフ・パンツははいていまい」より 著者:宮本百合子
愛はひどく、その人の程度=イデオロギー的にも、性格的にも=を示すものであります。
何とか彼とか、偉そうなこと、つよそうなこと、階級的そうなことを云っても、対手の女....
「「処女作」より前の処女作」より 著者:宮本百合子
と女とが、沖の漁火を眺めながら散歩してる。女は、白い浴衣を着、手に団扇をもって、
何とか彼とか男に云ってるところまで書いたら、不意に母親がやって来て、 「百合ちゃ....